Famitrackerの一部機能に関するメモ


 Famitrackerの機能の一部について、備忘録を兼ねたメモを記しておきます。もしかしたら、下記の内容について日本語で解説されている文書がどこかにあるかもしれませんが、念のためということで。また、使用している用語に誤りがあるかもしれません。Famitrackerのバージョンは0.4.2です。

今後追記するかもしれません。

■右クリックメニュー

pattern field内を右クリックした際に出るメニューについてです。作曲スタイルによっては役立つ機能があるかもしれません。

・Transpose


Increase Note:選択範囲内の音を半音上げます。
Decrease Note::選択範囲内の音を半音下げます。
Increase Octave:選択範囲内の音を1オクターブ上げます。
Decrease Octave選択範囲内の音を1オクターブ下げます。

・Interpolate


音量コラムに対して使います。選択範囲の最初と最後の音量値の間を、滑らかかつ等間隔な変化となるような値で埋めます。
例1)F---A → FDCBA 例2)A---F → ABCDEF 例2)F---D → FEEDD

・Reverse


選択範囲の上下をひっくり返して逆さにします。全コラムに有効です。

・Pick up row


カーソルを重ねている部分で使用されているinstrumentを、Instrumentリスト上で選択している状態にします。
例えば、instrumentコラムが01となっているところで右クリックし、Pick up rowを選ぶと、画面右上のinstrumentリストで01番が選択されている状態になります。

・Expand pattern


選択範囲の高さを2倍に広げ、縦に拡大したような状態にします。
ただし、選択範囲の高さが、拡大後の高さに満たないと、途中で切れてしまいます。


・Shrink pattern


選択範囲の高さを半分にします。収まりきらない部分は省略されます。

・Replace instrument


選択範囲内のinstrumentコラムの数値を、現在instrumentリスト上で選択しているものの数値に置き換えます。
instrumentコラムの数値を一括で変更したい時に使用します。

・Toggle channel


カーソルを合わせたチャンネルのミュートのオンオフを切り替えます。

・Solo channel


カーソルを合わせたチャンネル以外のチャンネルのミュートのオンオフを一括で切り替えます。


ちなみに、私はReplace instrumentをよく使います。

■小技

大量のframeをまとめてコピー&ペーストする


多くのframeをまとめてコピーする方法です。
1.左上のframeリストをダブルクリックし、赤いラインが入った状態にします。
2.コピーしたい最初のframeに移動します。
3.shiftキーを押しながらカーソルキーの↓を押し、コピーする範囲の最後のframeまで選択範囲を広げます。
4.3で選択した範囲をコピーし、貼り付けたいframeまで移動してペーストします。
※frameのペーストは、現在位置のframeとその1つ上のframeの間に対して行われます。
したがって、貼り付けたい場所がframeの終点である場合、最後のframeをDuplicate frameで複製した後にペーストし、複製したframeを削除すると効率的です。
また、frameはMove up、Move downを利用して入れ替えることもできます。

上述の方法以外にも、Import textで保存したテキストをいじり、Export textで読み込むという方法もあります。
書き換える場所はORDERで始まる部分です。上記の操作と同様、任意の範囲をコピーし、貼り付けるだけです。
ただし、ORDERの隣の数字は上から順に、00、01、02、03...(16進数)としていく必要があります。
例)
(コピペ前)
ORDER 00 : 00 00 00 00 00
ORDER 01 : 01 01 01 01 01
ORDER 02 : 02 02 02 02 02

(コピペ後)
ORDER 00 : 00 00 00 00 00
ORDER 01 : 01 01 01 01 01
ORDER 02 : 00 00 00 00 00
ORDER 03 : 01 01 01 01 01
ORDER 04 : 02 02 02 02 02


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