Bystander X
Bystander X
物語を表現したアルバムです。全20曲です。
FC音源を使用しています。
Dokudami Princessシリーズの一つです。
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曲目
01 Town Above Clouds
はるか上空に浮遊島がある。人類は浮遊島に都市を作った。
そこに、自分の気配を消すことのできるXという人物がいた。
02 Main Street
Xは街の大通りに出る。
03 Phantom I -Exhaustion-
Xは突然めまいに見舞われた。すると、よろよろと歩く人々の姿が目に入った。
人々は食料を求めているようだった。この街には水も食料も十分あるはずだった。
しばらくすると、またいつもの街に戻る。どうやら幻を見たようだ。
04 Back Street
Xは気を取り直して裏通りに入る。
05 Bustle
商店街に入ると、買い物客と通り過ぎるだけの人々が混ざってごった返していた。
06 Roboticist
Xは、趣味でロボットを作っている男性の家を訪れる。
机の上には、「駆除機F」と書かれた冊子が置かれている。
07 Phantom II -Soldiers-
廃屋から、ロボットを持ち去る人物が目に入る。彼はマントを羽織っていて、顔は見えない。
彼がロボットの背中に手を当てると、ロボットはひとりでに歩き始める。
そこにもう一人の人物が現れ、こうつぶやく。
「少々古いが、これを量産すれば……」
08 Cliff Path
Xは街を外れ、浮遊島の外縁部を歩く。
09 Airship
崖路をしばらく進むと、飛行艇の停泊所に着く。
飛行艇は関係者以外搭乗禁止であり、Xは浮遊島の外の世界を見たことがない。
Xは、飛行艇が飛び立つのをただじっと見つめている。
10 Energy Center
停泊所の先にはエネルギーセンターがあった。
入り口には警備員が二人いるが、Xの存在に気付かない。
11 Glimmer Of Mana
Xはエネルギーセンターの内部に侵入する。
センサーの類があるはずだが、何の反応もない。
炉の中では、魔力の炎がゆっくりと揺れている。
12 Phantom III -Explosion-
Xは爆発音に驚き、尻餅をつく。
黒煙が目の前に広がるが、臭いはない。
どうやらこれも幻のようだ。
13 Hidden Scheme
Xは、エネルギーセンターの警備員たちの立ち話を聞く。
それは、人類がこの島に移住した経緯に関するものだった。
Xは、めまいのような感覚に襲われるが、幻は見えない。
14 Clouds In Mind
Xは、放心状態で歩く。
15 Purification Plant
Xは浄水施設でしばらく水を眺める。
16 Taboo
浄水施設の裏に回ると、男女の話し声が聞こえる。
片方は人間の男性、もう一人は異なる種族の女性だった。
二人はしばらく語り合っていた。
17 Phantom IV -Isolation-
今度は、牢屋に閉じ込められた男性の姿が目に入る。これも幻のようだ。
男性は力なく座り込んでいるだけである。
18 Conviction
Xは、今まで見た幻を、予知夢のようなものではないかと考えた。
時系列を整理すると、浮遊島の未来が見えてきた。
19 Resignation
Xは、この街の寿命が長くないことを悟る。
Xにはなぜか、それが思い過ごしではなく、確定した未来であると感じられた。
20 Back Of Leaflet
Xは、見聞きしたことをチラシの裏に書きなぐる。
ここが廃墟になった後なら見られてもかまわないだろうと考えた。