Dokudami Princess - 8bit Stories
Dokudami Princess - 8bit Stories
物語を表現したアルバムです。全21曲です。
FC音源を使用しています。FamiTrackerで作成しました。
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ストーリー
ここは、葉人(はびと)という生物が暮らす世界である。葉人には様々な種族がいる。
荒野のど真ん中に、ドクダミ族の住む王国がある。王国といっても規模は小さく、王族に絶対的な権力はない。
ドクダミ族の少女シブキは、国王の娘である。
登場人物 その1
・シブキ
ドクダミ族。ドクダミ王国国王の娘。
・ラミー
ヒメオドリコソウ族。ウィーズランド学園の生徒。
・クレア
ヒメジョオン族。ウィーズランド学園の生徒。
・リコル
ハルジオン族。ウィーズランド学園の生徒。
曲目
01 Collapse Of The Dokudami Kingdom
ある日、ドクダミ王国は、正体不明の軍団に襲撃される。
シブキは物音で目を覚ますと、両親は鋤を持った機械兵とみられるものを倒したところだった。両親とともに外に出る。
02 Ruins
外に出ると、町は壊滅状態だった。人の姿は全く見られず、大声で呼んでも返事がない。
亡骸は見当たらないものの、国民は皆消えてしまった。
03 Wasteland
シブキたち一家は他国に助けを求めることにした。しかし、3人とも地理には疎く、荒野をさまよう。
04 Weeds Land
しばらくすると、ウィーズランドという国にたどりつく。
ドクダミ王国よりも規模の大きい国である。ウィーズランドには、様々な種族が住んでいる。
05 Photosynthesis
正午過ぎ、ウィーズランド学園では、生徒数人が日向ぼっこをしていた。
シブキがその様子を眺めていると、学長であるステップが声をかけてきた。
シブキは事情を説明する。
06 Playground
シブキは両親に説明し、学園への編入学手続きをすることにした。
彼女は再び学園の見学に訪れると、生徒たちは庭でボールを蹴って遊んでいた。
一人の生徒がシブキの存在に気付き、こちらを見て何か悩んでいる。
シブキは、不審がられたのだと思い、立ち去ろうとする。すると生徒は慌てて近づいてきて、一緒に遊ぼうと誘う。
彼女はヒメオドリコソウのラミーと名乗る。シブキは少々戸惑うが、ついていくことにする。
07 Purple Moon
その夜、シブキは新居にて月を眺める。最近、月の光が弱まってきている。
月に比べて少し分かりにくいが、太陽の光も弱まってきているようだ。何かの前兆だろうか。
08 Farm Familiars
翌朝、シブキは初めて登校しようとしていた。
ところがその時、ウィーズランドを機械兵の群れが襲う。ドクダミ王国を襲ったものと同じ型である。
シブキは登校途中の他の生徒たちと協力し、機械兵を何とか撃退する。
機能停止した機械兵の背中を見ると、"Farm familiar"と書かれていた。
09 A Plan
シブキは、その場に居合わせた生徒たちと話す。ヒメジョオンのクレア、ハルジオンのリコルの2人である。
クレアのほうが背が高い。シブキが「二人は友達なの?」と聞くと、リコルはびくっと震え、クレアは首を大きく横に振る。
リコルが勝手にくっついてくるだけ、とクレアは言う。
10 Wonder Store
4人は学園の購買部にやってきた。店長はオオイヌノフグリのステラである。
魔術の力で動く荷車を乗り回し、様々な商品を仕入れている。
しかし、大半は用途不明のがらくたのように見える。ラミーは、ステラに荷車を貸してほしいと頼む。
11 Copper Forest
4人は荷車に乗って出発した。しばらく進むと、銅の森という場所が見えてきた。
銅や鉄など、様々な金属の柱が地面に刺さっている。柱の高さは、シブキの背丈の5倍以上はある。
12 Under
銅の森を抜けると、大きな城が見える。クレアによると、以前はなかった建物らしい。
城は木の幹のようなものの上に建っている。城には全く入り口が見当たらない。
シブキたちが辺りを見回していると、地面に蓋のようなものがある。
4人は蓋を開け、地下に降りていく。どうやら城に通じる地下通路らしい。
13 Pulsating Stem
木の幹状の構造物の中を進んでいく。
この構造物は少しずつ動いているようで、壁から時々、脈打つようにミシミシという音が聞こえてくる。
14 Breakout
城の内部にたどり着くと、ファームファミリアの群れが襲いかかる。4人はファームファミリアを蹴り倒しつつ突破していく。
15 Weed Force
ファームファミリアの数が多く、一体一体叩いていてはきりがない。4人は出し惜しみしていた魔術を使い、蹴散らしていく。
16 Trap Corridor
敵がいなくなって一安心、と思いきや、今度は罠の数々がシブキたちを襲う。
粘着床や自動放水機など、地味で嫌な罠ばかりである。
17 Vibrating Shadow
とうとう城の最上階に着く。すると奥では、何者かが剣を抜く。
彼女はバラ族のイングルと名乗った。シブキは、襲撃を止めてもらうよう説得を試みる。
18 Battle Of Flowers
しかし、イングルは聞く耳を持たず、ファームファミリアの軍団とともに襲いかかってくる。
イングルは剣に魔力を込めて振り回す。ラミーはイングルの攻撃を引きつけて避ける。
クレアとリコルは魔力の壁を作り、ファームファミリアたちを抑え込む。
シブキは魔力の壁が壊れないようにエネルギーを送り続ける。
ファームファミリアを一か所に集まったところで、魔力の壁をイングルのいる方向に向けて放出する。
イングルは大量のファームファミリアに押し流されて倒れる。しばらくすると、イングルは壁を壊して逃げていく。
どさっという鈍い音とともに、「痛っ」という叫び声が聞こえる。
19 Determination
翌日、シブキと両親は一旦ドクダミ王国に帰ることにした。
ドクダミ王国では国民が亡くなると、死者の扉といわれる場所で儀式を行うのが通例だった。
ドクダミ王国に着くと、廃墟はしいんとしている。シブキは悔しさを必死で抑えている。
両親がシブキを慰めようと話しかける。すると、半壊した住居の扉が開く。国民は皆、地下の巨大な備蓄倉庫に隠れていた。
誰一人犠牲者はいなかったのだが、シブキたちは気付かず、国を離れたというわけである。
シブキは喜びをあらわにする一方、国民を放置してしまったことを申し訳なく思い、何度も謝った。
国民たちも、すぐに王宮に報告しに行かなかったことを謝罪した。
シブキは国民の無事に安心する一方、己の未熟さを思い知り、手放しには喜べなかった。
シブキは今後もしばらくウィーズランドで経験を積むことを決め、両親はドクダミ王国に残ることにした。
20 Beginning Of The Quest
事件は完全に終わったわけではない。またいつ敵が襲ってくるか分からない。
そもそも、イングルたちはどこからやってきたのか。バラという種族はウィーズランドにはいない。
ファームファミリアのような機械兵も出所不明である。イングルの目的も分からずじまいだった。シブキは、落ち着かない週末を過ごす。
21 Decaying Sun
こうしている間にも、日照量がどんどん減っていく。
登場人物 その2
・ファームファミリア
イングルが送り出した機械兵。量産されている。
・イングル
バラ族の剣士。今回の襲撃事件の黒幕。